リーダー leader 2004 1 4

 日本の役所には、リーダーがいないと思います。
数年前、ある県議会議員に、こんな話を聞きました。
 その議員は、県庁の職員名簿を持っていました。
なぜ、職員名簿を持っているのかと聞いたら、
職員名簿を調べて、
直接、担当者に陳情した方が、話が早いからだと言いました。
 具体的な許認可や補助金を陳情する時に、
役所の部長を呼んで話をしても、持ち帰って検討したいと言う。
課長を呼んでも、同じような回答だった。
 それならば、職員名簿で調べて、
直接、許認可や補助金の担当者に、話を聞いた方が、早いし、
実情も、よくわかると言う。
 担当者は、同じ仕事を何年もやっているので、業務に精通しているが、
課長や部長は、エリートなので、
いろいろなポストを、1年や2年で、渡り歩くので、
細かい話を、課長や部長に聞いても、時間の無駄になると言う。
だから、彼らに話を聞いても、
決まって、持ち帰って検討したいと言う。
 今の役所のシステムは、いまだに、
高度成長時代のシステム、
あるいは、安定成長時代のシステムのままです。
役所の改革も必要でしょう。


























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